この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

師が走る時期?

1年が過ぎるのは早いもので、もう12月です。

ところで、12月は和名で「師走」と呼ばれますが、なんで「先生(師)が走る」なんて名前なんだ……?と、初めて和名を知った時に思った記憶があります。

もしかしたらその時にも調べたかもしれませんが、すっかり忘れてしまっていますね(笑)というわけで調べてみました。

最も有名な説では、僧侶がお経を読むために東西を馳せる程の忙しさからきていると、『色葉字類抄』(平安時代末期に成立された古辞書)からの説があります。

『色葉字類抄』の説明によると、民間語源(由来が言語学的に正しいものではない言葉のこと)とされており、現在の「師走」の字は上記説に当て字をしたものと考えられているそうです。(師は僧侶のこと)

ただ他にも諸説あるようで、年が果てるという意味の「年果つ(としはつ)」がしわすに変形した、だったり万葉集のころから既に「シハス」と呼ばれていたとの説もあります。

あるいは四季が果てる季節を意味する「四極(しはつ)」や一年の最後に成し遂げる「為果つ(しはつ)」が語源ともいわれているようです。

語源が古くなればなるほど、正しいものが曖昧になるものだな~と思いつつ、それにロマンも感じたりします。

また気になる語源があったら調べてみたいですね。

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