この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

Monthly Archives: 6月 2017

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あるお菓子会社の社長さんのお話

プロの経営者と言える人はやっぱりスゴイです。先日、見かけた記事に、あるお菓子会社の社長さんのインタビューが載っていました。働く女性の視点から販売の活性化に成功したと書かれていますけど、会社の改革に成功したということなんです。その人は他の大手企業からその会社のCEOに就任して、改革を進めたのです。社員全体とさらには管理職の女性の比率を上げることを目標にしています。上級管理職には女性の候補者がいないとの声をよく聞くけど、それは探していないだけだと書いてありました。「管理職になりたがらない」なんていう声もあるけど、それは嘘だと社長は言い切っています。今までに社長がオファーをして断った人はいないと。なかなか勢いがあるというか、若干強制的なのかなって思ったけど、それは違っていました。そうやって、女性を昇進させるけれど、昇進させっぱなしではなかったのです。家事・育児に関してハンディを背負っていることは十分理解してくれて、なんと事業部長になった女性に対して、社長は「4時に帰れ」と指示していたんです。彼女もそれを忠実に守っているとのことなんです。そして、4時に帰ったからといって、何の問題も起きていないと綴られています。これは働き方改革なんだそうです。企業は必ず結果を出すことがコミットで、成果を出すためには主導的に働き、成果に繋がらないことはやらないと考えるべきだと言われています。けど、それって正しいと思います。ダラダラと会社で過ごすことが成果に繫がるとは思えません。「早く帰れ」ということはある意味、厳しい言葉だと言えるかもしれません。でも、みんなが働き方を見直せば、きっとその会社は伸びるんだと思います。

親孝行が義務?

最近あまり耳にしなくなった『親孝行』という言葉だけど、それを従業員に義務付けている会社があるんだそうです。『親孝行』を義務にするなんて、一体どんなところなんだろうとちょっと興味を持ちました。記事によると、そこでは、初任給を使っての親孝行が義務づけられているんだって。さらに、その際に伝える感謝の言葉まで新入社員研修で練習するというんですから驚きです。その1ヶ月後には実際にどんなことをしたかを発表する機会も設けられているだそうです。その際に、会社側はそれぞれの両親からの手紙を預かってきて、読み上げるというんです。みんなボロボロ涙を流してその手紙を聞くんだって。そんな機会を作ってもらわなければ、自分ではなかなか実行できないのかもしれません。きっと、それがきっかけで心からの感謝の気持ちが湧いてくるんだと思います。そして、それだけではなく、日々の実践も指導されているんだとか。
従業員は親に喜んでもらいたいとの思いを強く持つようになるから、仕事面でも成長していくんだそうです。従業員が成長すれば、それは業績アップに繋がります。社長は、親孝行を経営理念に掲げることで会社の経営方針がブレないし、好業績になると話しています。こういう人間味のある温かいお話しって大好きです。