この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

空に広がる神話の世界

先日、月の写真集を見つけました。兎がいるように見えるのは本当だろうかと、写真の月をじっと見つめてみたのですが、映る影の、どこが耳かもわかりません。外国では女性の横顔に見えると言いますよね。そのつもりで見ても、私には鼻の位置すらわかりませんでした。写真だから見えない……なんてことは、ないでしょう。もともとの見方が難しいんだと思います。星座にしても、そうです。空にはいろいろな動物の名を冠した星座がありますが、線でつながれた本のものを見ても、いったいどうしてそんな動物に見えるんだろうというような形ばかりです。月にしろ星にしろ、その言い伝えや神話は昔の人が考えたこと。昔の人は、想像力が豊かだったのですね。子供の頃、ギリシャ神話の本を何度も読みました。親兄弟で戦ったり、一人の女の人をとりあったり。大人になった今考えると結構どろどろしていると感じますが、当時はきらきらした女神様や雄々しい男神様たちを想像しては楽しんでいました。その影響か、西洋占いも好きでした。タロットカードは持っていたのですが、占うことはできず。綺麗な絵柄だけを眺めていたことを覚えています。懐かしいな。今度は写真ではなく、本物の夜空を見上げてみることにしましょう。

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