この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

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絶対に食べたくなります

小説って不思議だなっていつも思います。文字だけを追っているのにいつのまにか、そこには鮮やかな映像があります。絶対に実生活では出会えないことや体験できないことを疑似体験できるんですから。それも、同じ小説を読んでも読み手によって違う印象を持つんですものね。
私は小説に食べ物が出て来た時にはいつもものすごく食べたくなります。細かい描写があればあるほど、頭の中でそのことがどんどん膨らんでいくんです。自分なりにその料理のイメージが出来上がっていきますもの。お菓子であれば、お皿に乗ったその映像がくっきりと浮かんできます。この前読んでた小説には和菓子が沢山出てきて、もう食べたくて食べたくて仕方なくなり、とうとう我慢できずに駅前の和菓子屋さんに行きました。
そんな風に考えていると、食べ物が出て来る物語がたまたま続くのか、気にしてるからそう思うのか、それはわからないんだけど、今はスープです。そう、今読んでる小説に出て来るんですよ、美味しそうなスープが。もちろん美味しそうな映像は私の想像ですけどね。けど、読んでたらいい匂いまで感じてしまいます。だから今、ウズウズしてます。あとでいっぱい野菜を買って、たっぷり時間をかけて、とびっきりのスープを作ろうって。

今や女性だけじゃない

先日、本屋さんをぶらぶらしていて雑誌コーナーを見ていた時のことです。驚いたことに男性用の美容雑誌があるんですね。中をチラッと見てみたら、化粧水や乳液、美容液に加えて、お肌の美白とか歯のホワイトニングとかが載っていて、本当に女性顔負けの内容でした。以前テレビでも、その雑誌に書いてあるように洗顔にこだわりを持っていて、洗顔後のお手入れにもたっぷり時間をかけているという人を見たことがあります。確かその人寝る前にはパックもしてたっけ。私なんか完全に負けています。
そういえば、最近は美容整形でも男性が増えていて、ヒアルロン酸注入や脱毛をする人までいるという記事を思い出しました。垣根がなくなってきたというか、お化粧も服装もそうですものね。でも、大昔はみんな普通にお化粧をしていたらしいんです。なんとなく平安時代の男性はお化粧してたんじゃないかな、とも思えます。想像してみても全く違和感ありません。
肌だって汚いよりはキレイな方がいいに決まってるんだけど、あまりにお肌がツルツルな男性が増えたら、それはそれで、ちょっと困る気がします。女性としての立場がなくなるじゃないですか。男性のみなさん、あまりに美を極めないで、ほどほどにしておいてください!とても追いつけそうにないので。

魔法の言葉

魔法というのは子供だけじゃなくて大人にとっても魅力的な言葉ですよね。圧倒的に惹かれます。絶対にイイ事が待ってる気がしますもの。映画やアニメ、テーマパークにはよく出てくるけど、それ以外の日常生活でも活用できることに多く使われています。『片づけの魔法』だったり『メイクの魔法』だったり。雑誌でもこんなタイトルを見かけたらつい読んでしまいます。
先日、見かけた記事は『オシャレ費の浪費を防ぐ魔法の言葉』というものでした。もちろん読みました。それはついつい増えてしまうおしゃれに関する費用を抑えるために、買う前に自分に問いかける言葉なんです。「それを買ったらどんなイイ事があるの?」というものです。頭に浮かんだ回答にまた「じゃあ、それでどんなイイ事があるの?」と深く突き詰めていくと、本当に欲しいものは『その物』ではないということに気づくことが多いっていうんです。たとえば、本当に欲しいものは「友達におしゃれと認めてほしい」ということだった、などです。であれば、その洋服がなければ友達になれないのかというと、それは違うはずだと書かれていました。確かに!もちろん、欲しい物を全部諦めることではないと思うけど、少なくても浪費は防げるように思います。私はお店で見かけて欲しいなって思った時には、「買おうかどうしようか」と迷う気持ちがある時にはいったんお店を出ることにしています。そして、本当に必要なのかどうかを自分に問います。そうすると、案外買わなくてもいいかなって思うことが多いんです。けど、衝動買いをしてしまう時もあります。そんな時にはその記事どおり、これからは『魔法の言葉』が役に立ちそうです。

私は大河

女子はみんな占いが好きですよね。私も信じないって言いながら、考えてみたらかなりの頻度でなりゆきだけど、見たり見てもらったりしています。自分から進んではそんな本は買わないにしても、たまたま目にしてしまったら、やっぱり気になりますものね。雑誌にもよく載っています。信じないなら見なきゃいいでしょってことなんだけど、そこはついつい見てしまって、「それはないな」とか「同じ生まれ月や星座の人の全員がそんな風になるわけない」って思うんだけどね。先日の女子会のときにも占いの本を持って来た人がいて、居酒屋さんにいながらその話題で持ちきりでした。その本には、誕生日から割り出して、水や火や土、木などに人は分かれると書かれていました。それを見て思い出したことがありました。それと同じではないと思うんだけど、ずいぶん前に、友人と行ったカフェバーで占いをしてもらったことがあるんです。その時は信じるというより単純にお遊びでした。そして、その時に私は『水』だって言われたことを思いだしたんです。自分が『水』って言われた時にすごく意外だったんだけど、私は川で、それも大河だって。人々に多くの恵みを与える反面、いったん氾濫したら全てを飲み込んで巻き込むって。なんだか大変です。友人は『火』だと言われて、それもたき火だって言われていました。けど、みんなを暖かくホッとさせてくれるその彼女の性格を表してるようにも思いました。であれば、私は氾濫を起こす? いえいえ、そんなことはしません。やっぱり、占いは信じません、私。

ホテルのような夜行バス

夜行バスは電車に比べると格安だし時間も有効に使えるから、利用する人は多いと思います。特に学生さんなど若い人は良く利用しているかもしれません。けど、夜行バスにも色んなグレードがあってより快適に過ごせるようにと大人向けに考えられているものもけっこうあります。先日、読んだ記事に書かれていた夜行バスは、ホテルのようなサービスをモットーにしているんだとか。なんでも、大型バスなのに座席は12席しかないらしくて、であれば、かなりゆったり仕様だと思います。そして、そこには、『バスは劇場、運転手はアクター』と書かれていました。リピーターが多い女性向けのバスで、運転手はお客さんのキャリーケースと名前を覚えているんだそうです。そして半分水を入れた500mlのペットボトルをダッシュボードに置いて、それが倒れないような極力揺れない運転を心がけているんだって。もちろん、常におもてなしの心で接客をしているそうです。本当に夜行バスとは思えないホテル並みのサービスです。そのうえ、朝早く着くから、乗客は到着先で無料でシャワーやマッサージチェアを利用できるんだって。これは嬉しいサービスですよね。私も今までに何度か夜行バスを利用してますけど、着いた時にちょっとゆっくりしたいと思っても、そんな場所はなく、ハンバーガーショップで時間をつぶすことになるんですもの。やっぱり、何事もいかにしてお客様に満足してもらえるかを常に考えていかないと、利益を上げてはいけない時代になってるんですね。「そこまでするの?」と思ったりもするけど、満足すればそれを選択してリピートしますものね。日々の私の仕事も、もう一度見直してみなくっちゃ。

最近、無感動?

この前、車に乗っていてラジオから聞こえてきた内容にちょっと考えさせられました。パーソナリティの人が映画の話をしていて、その映画を観て涙が止まらなかったと言ってたんです。それを聞いて、そう言えば最近全然泣いてないなって。もちろん、悲しいことで泣きたいなんて思わないから、泣かなくても全然いいんですけど、泣くことが心のデトックスになるという記事をよく見かけますよね。ストレス解消になるって。けど、はっき言って、最近ストレスが溜まってるとも思わないんです。意外にも毎日快適だったりします。仕事で忙しいこともあるけど、それがストレスだとは思わないんです、今のところ。でも、ここからが問題かもしれないんですけど、考えてみたら、大声で笑うこともしてないかも。泣いてはいないし、笑ってもいないんです。あらためて、この事を考えたら少し問題なような気もします。だって、笑うことや泣くことは人間本来の姿だと思うし、健康にいいとも言われてるのに、どっちもしてないって……。絶対に泣ける小説や絶対に笑いが止まらなくなる小説なんていうものもあって、今までに読書好きな友人から貸してもらったこともあります。「このところ無感動になってるのか」と自問自答してしまいました。
久しぶりに、何か本を読んで思いっきり泣くか、思いっきり笑うか。どっちの本を読むかを今、悩んでいます。

大声になっちゃうんです

先日、仕事からの帰りがちょっと遅くなった日がありました。時間が遅いことが幸いして、久しぶりに電車で座ることができました。もちろん、バッグから本を出して読書タイムです。少し読み進めていったところで、なにやら賑やかな声が聞こえてきました。会社帰りの数人のグループで、若い人と年配の人が混ざっていました。でも、凄く楽しそうに話していて、飲み会の帰りらしいなって思って見ていました。会社での色んな話をしてて大笑いをしてるんだけど、声が大きいから丸聞こえだったんです。こっちまで笑ってしまいました。けど、私も新入社員だった頃に電車の中で声が大きいって言われたことがあったっけ。今は一人で帰ってるけど、以前は年配の先輩社員の人が同じ方向だったから、たまに一緒の電車になったりしてたんです。特に飲み会などの時には同じ電車で帰っていました。その時にその人に言われてたんですよね。トンネルの中で声が聞こえるのは私だけだって。自分では意識していなかったけど、お酒が入ってテンション上がってたら、声が大きくなっていたみたいです。けど、楽しかったなぁって思い出しました。だから、その日見たグループの声の大きさも理解できるというわけです。絶対に本人たちは楽しいんですよね。でも、少しは抑え気味の方がいいかもです。だって、あまりにも会社の内情が聞こえ過ぎますから。

睡眠の魔法

毎日、何も考えずに寝ているけど睡眠はすごく大切なんですよね。風邪を引いた時だってまず睡眠って言われますもの。実は私、睡眠不足が続くと痩せるんです。もちろん、これは良い痩せ方ではありません。それほど体に良くないってことです。
先日、あるアメリカ人の女性作家の記事を読んだんです。この人の人生を変えた3つの変化ということについて書かれていたんですけど、中でも特に重要だとされていたのが睡眠時間だったんです。女性に向けての呼びかけのようでしたが、成功するためには十分な睡眠が必要だと書かれていました。男性が睡眠不足を自慢するかのように仕事をしていることをあげ、それでは正しい判断ができないと書いてありました。7時間から8時間ぐっすり眠れば、目覚めた時に物事を大局的に見ることができるんだって。リーダーシップの本質である能力を発揮するためには十分な睡眠が欠かせないんだそうです。「さぁ、目を閉じて内なる素晴らしいアイデアを見つけましょう。身体のエンジンを切って、睡眠の力を見出しましょう」というのが彼女の言葉です。
でも、私にも思い当たる事があります。いくら考えてもいい案が思いつかなかったのに、諦めて寝たら起きた時に閃いたとか、経験があります。人間は無理をしてもダメだってことかもしれません。常に体は良好な状態でないと力を発揮できないものなんですね、きっと。やっぱり、『寝る子は育つ』です。

近況報告はSNS

仲のいい友達でも、学生時代とは違って社会人になってからは、なかなか連絡が取れなかったりします。仕事に追われてたりしたら、アッと言う間に数か月も経ってしまってるなんてこともあります。そんな時は、何気に見たSNSのタイムラインで近況を知ったりすることがあります。先日も友人の一人の近況をLINEのタイムラインで知りました。彼は私と同じで読書が大好きで、文章を書くのも大好きな人です。ただ、私と大きく違うのは、その人はお笑いの世界にもいた人だってことです。最近は、自分のお仕事を頑張っているのは知っていたんだけど、なんとコンビを再結成してお笑いのライブをするらしいんです。前に会った時には読んだ本の話などをしていて、コンビ再結成なんてお話は全くなかったから、ビックリです。でも、なんだかワクワクしてとっても嬉しくなりました。また、がっつりそちらにというわけではないみたいだけど、それも並行してやって行くって感じみたいなんです。好きなこと、やりたいことができるのは、やっぱりイイですよね。応援したくなります。きっと、その日に向けてネタを考えてるんだろうな。今まで読んだ数々の本からも色んなことを溜めて来たと思うから、斬新なネタが出来上がるんじゃないかな。
私もそのライブに顔を出そう!生き生きと輝く彼に会えるのが楽しみです。

たのまれ事はためされ事

先日、ある人とお仕事の打ち合わせをしました。色々と細かい事を決めて、こちらから様々なお願いをしなければならない打ち合わせでした。かなり無理を承知でのこともありました。でも、その人は今まで大概のことは「なんとかやってみましょう」とお返事をしてくれる人です。いつも努力をして最善の方法を提示してくれます。だから、ついお願いしちゃうんです。実は、先日の打ち合わせが終わった時にその人がこう言ったんです。「たのまれ事はためされ事ですからね」って。えっ!って驚きました。その言葉を誰かから聞くなんて思っていなかったから。「本を読まれたんですか?それとも講演を聞かれたんですか?」と尋ねました。答えは「どっちも」でした。
私はこの言葉が書かれている本を読んだ事があります。この本には、誰かから物事を頼まれることは自分を試されていることだと書かれています。人は何かを頼まれたら自分の状況や利益や色んなことを考えますよね。時間がないとかお金がないとか。何かにつけて出来ない理由を考えてしまいます。そして、ついつい出来ない理由を優先してしまいます。自分が成長するためには、それではダメなんです。頼まれた時は自分を試されていて、成長できるチャンスなんです。そして、試されるのは他人からではなく、自分自身を試すことでもあるんです。
その打ち合わせの後、私は「みなさん、どうぞ私に頼んで下さい」っていう気持ちで意気揚々と仕事に取り掛かりました。