この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

開けてしまった昔の恋の思い出

先日、押し入れの整理をしていたら片隅で小さい段ボールを発見しました。ちょっとギクリとしつつ開けてみると思った通り、昔好きだった人との思い出グッズたち。よく一緒に聴いたCDやデートで行った映画館や動物園の半券、プレゼントしてもらったアクセサリー…当時は号泣しながらこの段ボールに詰めたんですよね。当時の私には「捨てる」・「忘れる」ということができませんでした。でも見ると泣けてきてつらくなってしまう…捨てた方がいいと思いつつ、そうできない当時の私は「しまう」という選択をしました。さすがに今はもう悲しいとか寂しいって気持ちは無いし、今がとても幸せですが、なんだか心がぎゅっとなるような不思議な感覚です。もう連絡を取ることはないけれど彼には感謝しかありません。ありがとう。
本が好きだと言った私に初めてプレゼントしてくれたのがしおりでした。金箔で猫の絵が描いてある可愛いデザインです。このしおりだけ残してあとは全部処分しました。…って普通このしおりも捨てるべきなんですかね?!(笑)未練がましいかな?(笑)
でも悪い思い出や消し去りたい過去では無いので、良い思い出としてとっておきたいって思います。あーこんな恋をしたなぁってたまに振り返るのも、自分のこれまでの軌跡の一部なんですから悪いことじゃないですよね。

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