この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

歯医者さんのトラウマ

少し年上の友人とお茶をしていた時のことです。いつものように最近読んだ小説のことなどを話しているうち、最近歯医者に掛かり始めたという話を聞きました。何でも、今までは怖くてなかなか定期検診にも掛かれなかったそうです。気持ちはよく分かります。私も子供の頃の治療風景が若干トラウマになっています。ちょっと大げさですが。
昔から私は疳の虫が強い子供で、些細なことですぐワーワーギャーギャー泣いていたんですね。初めて虫歯が出来てしまった時もそうでした。検診で発見されたそれを治療することになったのですが、待合室で待機している間に、治療用のドリルなどが「チュイーン」と甲高い音を立てているのをずっと聴いているわけです。それだけでも怖くてたまらなかったのに、その器具を口の中に突っこまれるとなったらもう、大泣きです。
そしてどうなったかというと、拘束用のテープの付いた網のようなものでぐるぐる巻きにされて、それはもうこの世の終わりかと言うくらいギャン泣きしながら(母談)治療されるという体験をしました。当時の歯科医さんも、助手さんも、大変だったと思います。お世話になりました。
その話をその友人にすると笑われてしまいました。確かに今のところ、私の周囲では私以外にそんな体験をした人はおりません。今はそういう子供に対してどんな対応をしているのか、少し興味があります。

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