この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

視点を変えて

みなさんが本屋で本を買う時は当然商品を手に入れる対価としてお金を支払いますよね。当たり前ですがパンや歯ブラシなどと同じように小説や雑誌などの本も市場では付けられた値段と同じだけの価値を持つ商品として市場に出回っています。よく考えてみるとわかると思いますが本って言ってしまえばただの紙で、そのただの紙にインクをすり込んだだけの代物です(笑)でもそこに一定以上の価値が認められて実際に市場で売られているということはそれはただの紙ではなく何かがあるということなのです。本の原料は紙とインクだけですから、そこに小説家や雑誌編集者のアイデアや想像力が、あの紙とインクに本となって売られるだけの価値を付しているということになります。と考えると本を書いて売るという行為はとても質の高い(世の中で売れるだけの)アイデアや想像力を必要とする反面それが売れた時の利益率はほかの商品と比べると格段に高く効率の高い商売であるということができます。
普段小説や雑誌を読んでいてもこういう風に商売の面から本を売るということを考えてみることは少ないと思います。たまにはいつもと違った視点で身近なものでも考え直してみると、案外当たりまえだと思われることも再認識できて良いかもしれませんね。

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