この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

迷子?いいえ、散歩です。

目的もなくお散歩をするのが好きです。知らない路地裏、知らないお店、そういうものを見ながら歩いていくのって、とても楽しいんですよ。予定の無いお休みの日、お天気がよかったらもううずうずしてしまいます。時々路地に迷い込んで帰り道すら見失ってしまうこともあるので、友達には散歩っていうより迷子っぽいけどなんて笑われてしまうんですけどね。
路地裏で営業しているお店って、個人経営のお店がほとんどだからこじんまりとしていて静かなんですよ。おなかがすいたら見かけたお店に入ってみたり、食べ歩けるものを見つけたらぶらぶら歩きながら食べてみたり。お行儀は悪いですけどね(笑)
意外なところで古本屋さんを見つけると、ついつい吸い込まれるように足が向いてしまいます。おじいさんが一人でやっているようなお店って最近は見かけないですけど、まだ残っているところもあるんですよね。懐かしく感じるような店内のにおい、チェーン系の古本屋さんでは取り扱っていないような古い作品が見つかることもあるんです。状態がよい古本のほうがもちろんいいですけど、ずっと探しても探しても見つからなかった本だったりすると、状態が多少悪くても手元に迎えることができると思うだけでうれしくなります。
そういう意外なお店や探していたものとの出会いがあるから、お散歩はやめられないんですよね。たとえ迷子と言われても、私の趣味の一つです。

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