この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

事業をするということ

この前、久しぶりに会った知人と居酒屋さんでお喋りしました。もう何年も会っていなかったからお互いの近況報告から始まりました。とは言っても、彼女が独立をしたと聞いていたから、まずはそのお話です。話を聞いてみたら、かなり苦戦しているようでした。そうですよね、自分で何かを始めるってすごく大変なことだと思います。もちろんお金もかかるでしょうし。彼女いわく、そりゃ、初めから上手くいくとは思ってはいなかったけど、少しずつは成果が出て、それなりにやっていけると思ってたって。でも、実際には考えが甘かったって。自分の思惑通りにはいかなかったんだって。だから、正直精神的にキツイんだって。ひとりでやってるから、どうしても気分が落ち込んでしまうって。だから、久しぶりに話したかったんだと思います。私はそんな彼女の話を聞きながら、以前、読んだ小説のことを思い出していました。小説では、主人公が親から引き継いだ会社の経営が思わぬことから悪い方に悪い方にと転がるように落ちていったんです。その中でもがき苦しみます。なんとか明るい糸口が見つからないかと右往左往するんだけど、難しい状況ばかりでした。でも、信念を持って、これがダメなら他の方法、それがダメなら、また他の方法はないかと懸命に動いていたら、味方をしてくれる人も出て来て好転していったんです。
彼女は今が踏ん張り時なんだと思うんです。でも、大事なのは固定概念を捨てて、未来を見据えることなんじゃないかな。私はどんな時も彼女を応援します。

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