この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

植物の気持ち

童話には木や草が人間と同じように感情があったり話をしたりするものがいくつもあります。人間の気持ちがわかって寄り添って生きている物語もあります。でも、実際のところ、どうなんでしょう。でも、植物に話しかけると大きく元気に育つと聞いたことがあります。音楽を聞かせ育てた野菜は栄養価も高くて美味しいと書いてある記事を読んだこともあります。もちろん、絵本のように話をするわけではないけど、気持ちってあるのかなぁなんて漠然と思っていました。
職場にも観葉植物が置いてあるんだけど、毎日お水をあげて世話をしていると、やっぱり植物にも気持ちはあるって思えるんです。一番不思議に思ったのは、以前の上司が可愛がってた観葉植物なんだけど、その上司が転勤になってしまった後、急に元気がなくなりました。私のお世話が気に入らないんだってふと感じたんです。毎日、お水をあげてお世話をしているのに、その木から嫌われてると感じたんです。その話を職場の人に話したら、そんなバカなって笑い飛ばされてしまいました。そんなのは絵本の中の話だろって。でも、私は確信していたんです。だから、心の声で毎朝、話しかけるようにしたんです。「おはよう、元気かな」「今日はいいお天気だよ」って。そうしているうちに、その木はだんだん元気になっていったんです。私は木に許されたんだって感じました。よくよく考えてみたら、初め私は、やることはちゃんとしていても、半分は面倒だなって思って世話をしていたかもしれません。それがバレてたってことなんです。植物にも人間と同じように感情があるって、絵本の中だけの話ではありません。

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