この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

心地よい接客

今までに接客で気を付けることや人とのコミュニケーションで大事なことについて、本を読んできました。そのたびに、納得できることばかりで、自分を見つめ直していたんです。だから、頭ではけっこう理解しています。でも、なかなかできていないところもあります。だから、職場の人ですごく褒め上手な人がいるんだけど、いつも見習いたいなって思っています。
人は聞き上手にならないといけないと思うんです。人間は自分の話すことに耳を傾けてくれる人、自分の意見に同意してくれる人、そして、褒めてくれる人に好意を持つものです。それがわかっていても、そのタイミングって意外と難しいと思います。その時にスッと口に出せなくて、あとで、「ああ言えば良かった」「こう言えば良かった」なんて後悔することがあります。今、読んでる小説の主人公の女性の接客が本当に素晴らしいんです。お客さんに話を伺っているときに褒めるタイミングや気持ち良く話せる質問など、感心するばかりです。小説なのに、まるで自己啓発本やビジネス書を読んでるような気持になります。これって、ほんとうに質問力だなって思いますしね。彼女の会話は、自分の気持ちや感想を織り交ぜてるんだけど、その中に褒め言葉が入っていることがほとんどだから、相手も気持ちよく話し続けられます。それも、取って付けたような褒め方じゃないんですもの。この小説、かなり勉強になります。シリーズで続くから、全部読破したいです。

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