この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

Monthly Archives: 6月 2014

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小説のメディア化

最近、小説のメディア化がますます増えていますよね。みなさんは、自分が元々読んでいた小説がメディア化した場合、メディア化の作品も見ますか?はたまた、原作の小説は読んでいなかったけれど、映画やドラマを見て面白かったので、小説の方も読んでみようと思いますか?
私は、そのどちらでもないのです。私は、小説は小説、映画には映画、ドラマにはドラマ、の良さがあり、それぞれ独立した全く違う作品だというように捉えています。きっと、作り手も、ベストセラーをメディア化したら話題になって映画やドラマも売れるだろう、という考えだけでメディア作品を作るわけではないと思うのです。この小説をきちんと脚本にし、監督が就き、役者が演技をし、作品の世界を実際に作ることで出来上がるものが、小説の世界とはまた違った良いものに仕上がると思うから、メディア化するのだと思います。
よく、原作ファンがメディア化に反対する、否定的であるというようなことが話題になりますが、全くの別物だと捉えれば、それにはそれの良さがあるね、というふうに思えるのではないでしょうか。逆に、映画やドラマは面白かったけど原作はつまんないじゃないか、と思うようなこともなくなると思います。

思い出の図書館

私は学生の頃、図書室が大好きでした。小学校の頃は児童書の定番、「青い鳥文庫」を片っ端から読んでいたし、中学生になっても図書室にはよく通っていました。中でも、高校生の時の図書室が一番好きでした。
どの高校にも司書さんはいると思いますが、何しろ中学まで図書室に司書さんはいなかったので、司書という存在も、高校生になって初めて知ったのです。司書さんがきちんと毎日手入れをしている図書室は、中学までの図書室と全く違いました。校舎の中になるのに、呼び方も図書室、ではなく、図書館、でした。それは、司書さんはいるからなのでしょうか?
私の高校の図書館は本当に魅力的で、ここは本屋さんなのかと錯覚するほど、司書さんによって書かれたPOPや、選び抜かれた高校生向けの小説コーナーや、図書委員おすすめの本コーナーなど、とても充実したものでした。しかも、新刊がすぐに入ったりしていたので、本屋に行くより図書館に来た方がいい、と思うほどでした。
大人になった今でも、あの図書館に通いたい、と時々思います。私の高校生活は、あの図書館のおかげでとても充実したものになりました。あれほど素晴らしい図書館は、どの高校を見てもないと自信を持って言えます。