この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

Monthly Archives: 1月 2015

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滅多に使わない調味料

冷蔵庫の整理をしていて、もう1年くらい使っていなかった調味料の瓶を発見しました。その名はナンプラー。確か、親戚の子供の誕生会で、ローストチキンの漬け汁に使ったとき以来です。消費期限はまだ先ではあるものの、なみなみと余っている瓶いっぱいのナンプラー……。個人的にはあまり馴染みのない調味料なのですが、せっかく買ったのをほとんど使わないままダメにするのも、庶民の血が許さず。
こういうときに便利なのがインターネットですね。「ナンプラー」「レシピ」等のキーワードで探すと、すぐに美味しいと評判のレシピがズラリと出てきました。スープやチャーハン等に使うのが一般的なようです。一気にドボドボ~ッと使うようなレシピは発見できませんでした。となると、マメに消費するしかありませんね。
その日から我が家の食卓には、必ず1品、ナンプラー入りの何かが登場するようになりました。匂いはきついですけど、少量でコクが生まれて良いですね。段々面白くなってきてしまい、何にでも入れて失敗したりしました。
そんなある日のこと。とあるライトノベルを読んでいて、見た目も中身もパーフェクトなヒロインが、主人公にちょっと凝った料理を作ってくれるというシーンがありました。美味しい美味しいと食べる主人公に、ヒロインが得意げに披露する隠し味がナンプラー。親しみを感じると共に、このまま1瓶消費しただけで終わるのはもったいない気がして、更に1瓶買い足してしまいました。明日からまた、がんばるぞ。

【歴女】それぞれ

一時期、【歴女】という言葉がもてはやされましたね。今はだいぶ広い語義を持つようです。前々から歴史が好きで研究職に進んだ友人などは、そう呼ばれると渋い顔をしていました。
私も割と歴史は好きな方です。彼女ほど真剣ではないので、ニワカ的な意味の【歴女】ってところでしょうか。教科書などは今でもたまに読み物として楽しんでいます。歴史小説も大好きです。あくまで小説、ですが。
前述の彼女いわく、彼女も昔は歴史小説が大好きだったそうです。でも、俗説やウソも搦めてドラマティックな展開で魅せるそれらが、今はあまり好きではないのだとか。研究者ならではの感覚かもしれません。
私はあまり気にしないのですが。面白ければ。でも、真偽の不確かな説を採用しているのかもしれない、と思うと、ちょっとひっかかるところがあります。余裕があれば調べに行きます。できれば真相や文化的背景を知りたい、という欲求もあるので。
小説は小説、史実は史実。色んな楽しみ方があるのが、歴史の良いところですね。現代日本だと、ゲームやドラマ等できっかけがたくさんあるのも、【歴女】がクローズアップされる理由の1つとなったのでしょう。聖地巡礼しやすいのも良いですよね。私にとっての聖地は某古都。またそのうち強行軍してこようと思います。