この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

Monthly Archives: 1月 2020

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駅のホームで!?

時々、電車の中でパンやお菓子を食べてる人を見かけます。最近、特に増えたように思います。以前ならそんな風にして電車の中で何かを食べてるのって、中学生や高校生が多かったのに、最近ではれっきとした大人もいます。
先日の週末、駅で乗り換えの電車を待っていた時です。5分くらい時間があったから、私は、その間本を読んでいました。そしたら、突然隣に立って並んでいた女性がバッグから何かを取り出して、食べだしたんです。ん? 思わずその女性を見てしまいました。というより、見ずにはいられなかったんです。だって、駅のホームですよ。それも、みんなが並んでいるところで。むしゃむしゃという表現がこれほどぴったりすることがあるかなって思ってしまいました。彼女はもちろん学生なんかじゃありません。立派な大人です。服装を見ても、これからお仕事に行くことがわかりました。家を急いで出てきたのかもしれません。けど、1つを食べ終えたら、もうひとつ取り出したんです。もう驚きというより、隣にいながら楽しくなってきました。私は旅に出かけた時には、特急の中でのお弁当は楽しみだけど、毎日の通勤ではなかなかそんな気にはなりません。けど、それもアリかも。電車を待っている間に、本を読むかパンを食べるか……どちらも時間を有効に使っているんですものね。

席をゆずること

電車には優先座席があります。けど、朝や夕方の通勤のときにはビジネスマンが普通に占領していることが多いように思います。一応、他から埋まっていくけど、結局はそこも埋まります。もちろん、空けておかないといけないわけじゃなくて、必要とされる人に譲りましょうということなんですけどね。まぁ、本来はそこに限ったことじゃないんですよね。
でも、座ったら寝てしまっている人も多いから、なかなか気づかないこともあると思うんです。実は、先日の私もそうでした。私の場合、電車で座れたときには本を読みます。小説の続きが楽しみで仕方がないこともあります。先日、いつものように小説を読んでいたら、隣の学生服の男の子がスッと立ち上がったんです。本から顔を上げてみたら、傍に立っていた高齢の女性が「ありがとう」と言って腰かけたんです。「そういうことだったの?」と思った私は、同時に自分は全く気にしていなかったことが少し恥ずかしくなりました。
そういえば、いつも座っているときは本のページに目はくぎ付けだから、周りに立っている人のことなんか見ていないことが多いんです。もちろん、たまたま顔を上げたときに気づくかもしれませんけど、今までにそんな記憶がありません。私って、自分の事しか考えてなかったなって大反省でした。