この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

Monthly Archives: 5月 2015

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ヘッドホンによる味付けの違い

先日、ヘッドホンの買い換えを行いました。以前のものは長年愛用してきたものでしたが、それゆえに音割れし、すでに左側が聞こえなくなっていました。名残を惜しみながらも廃棄し、ネットや知人に助言をもらいながら、やっとのことで新しいヘッドホンを決めることが出来ました。
聞いて驚いたのは、今まで聞こえなかった音が聞こえたことですね。団子状になって押しつぶされていたと思しきものが確かな存在感を持って響いてきた時は、思わずはっとさせられました。いつも聞き慣れているお気に入りの音楽ですらこうなら、飽きてしばらく聞いていないようなものはどうなるのだろうと思い、さっそく昔のCDを引っぱり出して、片っ端から試聴してみました。
私が選んだヘッドホンはクラシックに強いと評判のものだったのですが、多分に漏れず、クラシック系統の音楽は軒並み音質が向上したように感じられました。本当に美しかったです。
その反面、ロックや打ち込み系は元気がなくなって、ちょっとボヤッとしているように感じられました。この辺りは何か方策を練って何とかしたいですね。ロック系に強いヘッドホンを買ってしまうのが1番手っ取り早いような気もしますが。
ともあれ、音楽を聴くのが楽しくなりました。小説を読む時のお供としても、大活躍してくれています。

迷子?いいえ、散歩です。

目的もなくお散歩をするのが好きです。知らない路地裏、知らないお店、そういうものを見ながら歩いていくのって、とても楽しいんですよ。予定の無いお休みの日、お天気がよかったらもううずうずしてしまいます。時々路地に迷い込んで帰り道すら見失ってしまうこともあるので、友達には散歩っていうより迷子っぽいけどなんて笑われてしまうんですけどね。
路地裏で営業しているお店って、個人経営のお店がほとんどだからこじんまりとしていて静かなんですよ。おなかがすいたら見かけたお店に入ってみたり、食べ歩けるものを見つけたらぶらぶら歩きながら食べてみたり。お行儀は悪いですけどね(笑)
意外なところで古本屋さんを見つけると、ついつい吸い込まれるように足が向いてしまいます。おじいさんが一人でやっているようなお店って最近は見かけないですけど、まだ残っているところもあるんですよね。懐かしく感じるような店内のにおい、チェーン系の古本屋さんでは取り扱っていないような古い作品が見つかることもあるんです。状態がよい古本のほうがもちろんいいですけど、ずっと探しても探しても見つからなかった本だったりすると、状態が多少悪くても手元に迎えることができると思うだけでうれしくなります。
そういう意外なお店や探していたものとの出会いがあるから、お散歩はやめられないんですよね。たとえ迷子と言われても、私の趣味の一つです。