この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

真夏の、真冬の、古本市

真夏の古本市って、あなたは行ったことがありますか?京都市内のものは特に有名で、最近の人気小説の重要な舞台として出てきたこともありますよね。はっとした人もいるのではないでしょうか。京都のものに限らず、古本市は真夏でも行われることが多いです。もちろん、真冬にも。外でやる場合の古本市は、空調なんてない場所で、テントの下にざっくばらんに並べてある古書の中から、自分にとっての宝物を探すゲームのようなものです。秋や春のような過ごしやすい季節であることは、宝探しに集中出来る、快適な環境をつくるためには必須のように感じますが、寒さや暑ささえ忘れてしまうくらい。宝探しに熱中出来ることってあるのです。その熱意を持った人ほど、古本市に行って、良いものを見つけてほしい人であると思いませんか?夏や冬のような、気候が極端な季節ほど、冒険の舞台にはなりやすいものです。今はもう手に入らないと思っていたあの本や、なくしてしまったと思っていた本、気になっていたけれど、新品で買うのはなんとなく勿体ないように感じていたあの本も、もしかしたら…なんて想像すると、それだけで興奮してしまう人が、本に対する情熱を日々燃やし続けている人ですよね。

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