この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

救いを求めるもの

書店に行くと、毎週ベストセラーのランキングが貼ってあります。それを見ると、世の中の人が何を求めているのかがよくわかりますよね。一番の関心事は、やっぱり仕事だという人が多いんですね。そのためのスキルや生き方、考え方などが書かかれた本はいつも何かしら上位に入っています。芥川賞や直木賞、本屋大賞などが発表されたら、もちろん、それがランク入りしています。私の興味はどうしても小説になってしまうから、やっぱり、そこは注目してしまいます。
でも、時折、心に語り掛けるような言葉が書かれた本がベストセラーになっています。人間は心が弱ったときに誰かに助けてほしいんだけど、誰にもそんな話をできない場合が多いものです。そんな時に、たまたま読んだ一節が心の奥深くまで響いて、強くなれたとか、前向きになれた、なんてことがあるものです。私も学生の頃から何度となく本には救われています。小説の主人公がまるで自分を映しているかのように思えて、その中の一節が忘れられなくなったりしたこともあります。
きっと、みんな、本に書かれた言葉を自分に向けられた言葉として受け取ってるんでしょうね。だから、きっと同じ言葉でも人によって全く違った感覚で受け取られてるんだと思います。でも、それで救われていることだけは間違いないです。そして、今日より明日は少し元気になれるって思えるんですよね。

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