この世の果てまで、小説を持って。 私の心をどんな色にも染めてくれる小説。どんな世界でも見せてくれます。

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ミスを防ぐために

人間はミスをしてしまいます。もちろん、ミスをしようと思っている人は誰もいません。私もそうです。でも、気を付けていても不注意って起こり得るんです。新人は特に同じ過ちを繰り返すと、怒られるしヘコむことでしょう。じゃあ、どうすれば防ぐことができるのか。この前、見かけた記事にまとめられていました。それを読んだら、『当然』って思ってしまうんだけど、大事なのはシンプルだけどメモを取る事だって書いてありました。「そうかぁ。やっぱりそれに限るよね」という印象です。でも、本当はこれって新人だけじゃないんです。ベテランだって同じです。今まで覚えていたのに、ちょっと他のことに気を取られたら、一瞬で忘れてしまった、なんていうことを経験した人も多いかもしれません。特に、数字に関しては危ないです。メモは詳しく何もかも書く必要はないんですよね。数字だとか、ちょっとした単語だけでもいいんです。それがあれば、記憶を呼びだせるキッカケになるんです。
それに、チェックリストも大いに活用できるって。確かにです。私は仕事だけでなくて個人的なことでも、チェックリストを作っていることがあります。それがあれば、抜けてないかなって、何度も考えなくても安心です。結局、考えたり迷ったりしない分、時間の短縮にもなるんです。
それから、コミュニケーションも大事です。復唱することが有効なんです。コミュニケーション不足で、他の人がやっていると思い込んだり、もう終わってるものだと誤解したりすることを防ぐことができます。
ちょっと気を付ければ、ほとんどは防ぐことができることです。ポケットには小さなメモとペン、お忘れなく!

遅かりし!

たまに電車を乗り過ごしてしまうことがあります。その原因は、読書に夢中になっていたから。もしくは、すぐに乗り換えないといけないのに、何を思ったのか全くの勘違いをしてしまったから、などです。そうそう、もう随分前になりますけど、ついつい寝てしまって気づいた時にはどこにいるのかさえわからない、なんてこともありました。さすがにコレは最近はありません。あまり眠くならなくなったんです。そのぶん、周りの寝ている人がかなり気になりますけどね。もたれかかられることも多いですし。
でも、先日見かけた人は、なんと『乗り忘れ』です。電車が来たのに、駅の待合室のイスに腰かけたまま本を読み続けていたんです。私が待合室に入ったときに思ったのは、すごく読書に熱中している人がいるなっていうことです。その学生らしき男性が本当に集中しているのがわかりました。けど、そこは駅のホームです。当然、来た電車に乗ると思うじゃないですか。でも、周りの人たちが立ち上がって移動したのに、彼は身動きしませんでした。「まさか」と思ったんだけど、誰かと待ち合わせしているのかもしれないし、もっと遅い時間の電車を待っていて時間をつぶしているのかもしれません。気にしながら私は彼を見ていました。そしたら、その男性が急にパッと立ち上がったのが見えたんです。でも、遅かりし。すでにドアは閉まっていました。
やっぱり声を掛けてあげたら良かったなぁ。そう思ったけど、私も『遅かりし』でした。

なぜここに本が……

先日、仕事を終えて自宅の最寄り駅まで帰って来たときのことです。駅の階段を上がって外に出て歩き出した時、歩道に何かが落ちていることに気づいたんです。近寄るとそれは1冊の本でした。こんなところに本が落ちてるなんて信じられない気持ちでした。でも、拾い上げてみたら汚れていなかったし、落としてからそんなに時間が経ってないんだなって思いました。もちろん持って帰るつもりなんて全くなかったけど、読書好きな私はやっぱりそれが何の本なのかが気になってタイトルを見てしまいました。すると、私も読んだことがある作家さんの小説でした。なんだか急に身近に感じて、ちゃんと持ち主に返してあげたいなって思ったんです。でも、どうやって? だって、駅に着いてからそこに落としたのか、駅から電車に乗ったのか、もしくはそこを通りがかっただけなのか、全くわからないんですもの。だとしたら、その場に置いておくのが一番イイのかもしれません。もしかしたら、気づいて探しに戻ってくるかもしれません。けど、いくらなんでも、元通りに歩道に置いておくことはできません。考えた末、すぐそばのベンチの上に置きました。そこなら、見渡せばきっと目につくだろうし。振り返ってみたら、大丈夫、気づくはずです。あとは、ベンチに座った誰かが持って帰ってしまわないことを願うばかりでした。

こんなところでバッタリ

先日、半日お休みになったから仕事の帰りに、職場の最寄り駅にある駅ナカショッピングモールを覗いてみました。いつもは急いでいるからゆっくり中を歩いたことがありません。友人と何度かその中のビアショップに立ち寄ったくらいです。一杯だけ飲んでお喋りしようかっていう時には便利なんです。ショッピングモールの中には書店もあります。その日、初めてその書店に立ち寄った私はビックリ。駅ナカとは思えないくらい広いんですもの。平日だというのにお客さんも沢山。どこにどんな本があるのかなってグルっと中を歩いていたら、ふいに名前を呼ばれたんです。振り返ってみたら大学時代の同級生が立っていました。大きなスーツケースを持って。どうしてここに? 「久しぶり~、元気?」とお決まりのセリフを言って近づく私と彼女。こんな時にはコレしか言えないのかって、我ながらちょっと情けなくなったけど、会えたことの方が嬉しかったから、そこは追及すべきところでないと割り切りました。聞くところによると彼女は今日の夕方の便で海外に発つんだって。会社の研修旅行らしいんです。それで、余裕を持って家を出たら余裕を持ち過ぎたなんて話していました。彼女らしいです。私にすれば身近な場所なんだけど、こんなところで会うなんて思いがけないことでした。それにしても、研修旅行で海外なんて、ただひたすら羨ましい限りです。

車内広告から目が離せない

先日の通勤の時に立っていたら、ふと目の前に貼られていた広告に目が留まりました。本の広告なんだけど、発売4週間で4.8万部も売れたんだって。小説ではありません。仕事や生活の役に立つんじゃないかと思える内容のものです。『質問力』に関したものです。以前、円滑なコミュニケーションには質問力が重要だという記事を読んだことがあります。その広告の力が凄いなって思うのは、それを見た私はその本が読みたくて仕方なくなったということです。特に上手いなって感じるのが、見出しと結果が並べてあるところなんです。「え、どんな質問をしたんだろう」って興味を掻き立てるんですもの。黄色の背景に黒字で、目立たせたいところは赤のアンダーラインです。その手法もなかなかのものだなって感心しました。まんまとやられたなって自分を分析しながらも、いつその本を買いに行こうかとすでに考えていましたもの。でも、『質問力』って本当に必要だと思うんです。相手との距離を縮めるのにも、相手の心を開くのにも、必ず役に立つと思います。よく言われるのは「答えやすい質問をする」ということだけど、その人が答えながら、自分の考えを固めていくような流れを作るのが大事だとも聞いたこともあります。このところ忙しかったから、その広告を見かけてからすでに数日経ってしまいました。それでも気持は変わらないから、これはもう絶対書店に行かなくっちゃ!

列を作って並ぶこと

以前、人間の心理と行動に関する記事で行列について言及されていました。並んで待つこと自体は嫌いな人が多いのに、行列にはなぜか惹かれてしまうと。それはワクワクしてしまうことで、テーマパークやスイーツ店やパン屋さん、ラーメン屋さんなどの他、限定物を手に入れる時などがあります。つまり何か魅力的なことや物を手に入れるために価値があることなんです。それとは逆にどっちかというと、イライラしてしまうこともあります。記事には銀行のATMやコンビニのレジ、飲食店などが挙げられていました。自分自身が急いでいるのに仕方なくという場合が多いでしょう。「時間がない」「時間がもったいない」と感じますよね。そのほかに私が思い浮かぶのは電車やバスを待つときです。そりゃ並ばないで済むのなら並びたくないですけど、みんなそれが当たり前になっています。だから、割り込みがあったりすると、トラブルになる場合があります。
先日、ちょっと驚きの経験をしたんです。その日、乗り換え駅のホームに立った私は何も考えずに普通に一つの列の後ろに並んだんです。でも、ふと気づいたんです。長い列と列の間にもう一つ停車位置のマークがあることに。けど、そこにはポカーンと空間ができていました。誰もいないんですもの。私はそこに移動しました。だって、ラッキーじゃないですか。私とほぼ同時にもう一人の女子高校生がそこに来ました。きっと、そこが空いていることに気づいていた人は他にもいたと思うんです。なのに誰もいないその場所に行くことを避けて、みんなが集まっている場所に留まっていたんだと思います。驚くべき人間の心理と行動を目撃した瞬間でした。

旅の景色は心に

最近、みんなどこでも写真を撮りますよね。カメラはもちろん、スマホでも。旅先での景色だけでなく、日々の食べたものや外でのきれいなお料理などの写真をブログやSNSにアップするのが目的の人も多いみたいです。私もたまにあまりにもキレイな盛り付けだったりしたら撮ります。けど、たいがいは忘れて先に食べてますけどね。「しまった。もう食べちゃった」なんてことがよくあります。ただ、やっぱり旅行に行った時には撮ります。記念に残しておきたいって思いますもの。けど、この前、ある本の紹介の記事を見かけて、その作家さんのお話しが載ってたんだけど、「そうだなぁ」って思えるものでした。その人は旅の本を書いてるんだけど、一切写真がないんです。旅についても、その場所を紹介するのではなく、自分がその場所で感じたことや思ったことを書いてあるんです。写真を撮らないのがポリシーらしいんです。すべては心に刻んで、自分の中に残すというんです。そして、人間は美しいものを見たら美しいを言わなければいけないと思いがちだけど、そんなことはないって書いてあるんだそうです。美しいからこそ何も言わずにただポカンと見ていていいんだと思うって。それって、すごく心に響きました。言葉にしないで、自分の中でただ感じていたっていいと思います。それはすごく価値があることなんじゃないかなって思えました。素晴らしい景色の中で自分の存在を感じてみたいって、今は強く思っています。今度、旅をするときにはそれを目的にしてみようかな。

魔法の言葉

魔法というのは子供だけじゃなくて大人にとっても魅力的な言葉ですよね。圧倒的に惹かれます。絶対にイイ事が待ってる気がしますもの。映画やアニメ、テーマパークにはよく出てくるけど、それ以外の日常生活でも活用できることに多く使われています。『片づけの魔法』だったり『メイクの魔法』だったり。雑誌でもこんなタイトルを見かけたらつい読んでしまいます。
先日、見かけた記事は『オシャレ費の浪費を防ぐ魔法の言葉』というものでした。もちろん読みました。それはついつい増えてしまうおしゃれに関する費用を抑えるために、買う前に自分に問いかける言葉なんです。「それを買ったらどんなイイ事があるの?」というものです。頭に浮かんだ回答にまた「じゃあ、それでどんなイイ事があるの?」と深く突き詰めていくと、本当に欲しいものは『その物』ではないということに気づくことが多いっていうんです。たとえば、本当に欲しいものは「友達におしゃれと認めてほしい」ということだった、などです。であれば、その洋服がなければ友達になれないのかというと、それは違うはずだと書かれていました。確かに!もちろん、欲しい物を全部諦めることではないと思うけど、少なくても浪費は防げるように思います。私はお店で見かけて欲しいなって思った時には、「買おうかどうしようか」と迷う気持ちがある時にはいったんお店を出ることにしています。そして、本当に必要なのかどうかを自分に問います。そうすると、案外買わなくてもいいかなって思うことが多いんです。けど、衝動買いをしてしまう時もあります。そんな時にはその記事どおり、これからは『魔法の言葉』が役に立ちそうです。

最近、無感動?

この前、車に乗っていてラジオから聞こえてきた内容にちょっと考えさせられました。パーソナリティの人が映画の話をしていて、その映画を観て涙が止まらなかったと言ってたんです。それを聞いて、そう言えば最近全然泣いてないなって。もちろん、悲しいことで泣きたいなんて思わないから、泣かなくても全然いいんですけど、泣くことが心のデトックスになるという記事をよく見かけますよね。ストレス解消になるって。けど、はっき言って、最近ストレスが溜まってるとも思わないんです。意外にも毎日快適だったりします。仕事で忙しいこともあるけど、それがストレスだとは思わないんです、今のところ。でも、ここからが問題かもしれないんですけど、考えてみたら、大声で笑うこともしてないかも。泣いてはいないし、笑ってもいないんです。あらためて、この事を考えたら少し問題なような気もします。だって、笑うことや泣くことは人間本来の姿だと思うし、健康にいいとも言われてるのに、どっちもしてないって……。絶対に泣ける小説や絶対に笑いが止まらなくなる小説なんていうものもあって、今までに読書好きな友人から貸してもらったこともあります。「このところ無感動になってるのか」と自問自答してしまいました。
久しぶりに、何か本を読んで思いっきり泣くか、思いっきり笑うか。どっちの本を読むかを今、悩んでいます。

近況報告はSNS

仲のいい友達でも、学生時代とは違って社会人になってからは、なかなか連絡が取れなかったりします。仕事に追われてたりしたら、アッと言う間に数か月も経ってしまってるなんてこともあります。そんな時は、何気に見たSNSのタイムラインで近況を知ったりすることがあります。先日も友人の一人の近況をLINEのタイムラインで知りました。彼は私と同じで読書が大好きで、文章を書くのも大好きな人です。ただ、私と大きく違うのは、その人はお笑いの世界にもいた人だってことです。最近は、自分のお仕事を頑張っているのは知っていたんだけど、なんとコンビを再結成してお笑いのライブをするらしいんです。前に会った時には読んだ本の話などをしていて、コンビ再結成なんてお話は全くなかったから、ビックリです。でも、なんだかワクワクしてとっても嬉しくなりました。また、がっつりそちらにというわけではないみたいだけど、それも並行してやって行くって感じみたいなんです。好きなこと、やりたいことができるのは、やっぱりイイですよね。応援したくなります。きっと、その日に向けてネタを考えてるんだろうな。今まで読んだ数々の本からも色んなことを溜めて来たと思うから、斬新なネタが出来上がるんじゃないかな。
私もそのライブに顔を出そう!生き生きと輝く彼に会えるのが楽しみです。